千数百年前、弘法大師が唐より持ち帰ったといわれる"さぬきうどん"のルーツ。古来より、脈々と米づくりの裏作として小麦がつくられる中で、共に伝承されてきました。
手打ちの技が最も完成されたのは、江戸時代後半、金比羅参りの折の食事の楽しみや八十八ケ所遍路のお接待によると言われています。 庶民の生活に広く根ざしながら、おいしさへも配慮されていった状況が伝わってくるようです。
とりわけ一般的に知られるのが"麺"の特色。まず、麺線の太細の種類が幅広く、しかも麺は長めで噛むより飲み込むといったイメージです。